妊娠中でも暑さやストレスを解消したり
運動不足を解消する目的などで
プールで泳ぎたいですよね?
でも、妊婦ってプールに行っても良いのでしょうか?
こちらではプールのメリットやデメリットについて
紹介いたします。
目次
妊娠初期はプールに行ってもいいの?
妊娠初期は、体調を崩しやすく
冷えや疲れなどで出血することもあり、
また流産がほかの時期と比べて多いことから
安静にしておいた方が良い時期です。
プールに行くことは控えましょう。
現にマタニティスイミングでも
妊娠初期に泳ぐことを推奨しているところは
少ないです。
泳ぐとしたら妊娠16週以降より、医師の許可を
もらったうえで泳ぐようにしましょう。
※目安です
妊娠中期以降なら大丈夫?
かかりつけの医師から許可をもらえれば、
問題はないようですが、プールによっては
妊婦禁止としているところが割とあります。
ですので、行かれるとしたら
事前に確認してからにしましょう。
また、混雑したプールでは
人にぶつかったり、時には蹴られたり
ということもありますので、
混雑したプールに行くことは避けた方が良いでしょう。
臨月のプールは大丈夫?
臨月というといつ生まれてもおかしくない状態です。
たとえ、体調がよくても
もし破水した場合、水の中だと気づかない可能性がある
だけでなく、感染のリスクも高めてしまいます。
ですので、臨月のプールは控えることをお勧めします。
市民プール・私営プールは?
市民プールや市営のプールでもそうですが、
まずは医師に許可を得てから次に
妊婦禁止になっていないかの確認。
ただし、妊婦OKであっても
市民プールや市営のプールは
小さな子供からお年寄りまで年齢層も幅広く
また、混雑していることが予想されます。
プールサイドを走る子供に当たるなど
様々な危険が予想されますので、
泳がずに水中ウォーキングをするだけ
という場合でも
基本的にはお勧めできません。
ジムのプールは?
ジムのプールでも断られる可能性はありますので、
事前確認をしてください。
また、ジムであっても混雑している場合、
右側通行のジムがあるくらいですので、
人にぶつかったり蹴られたりという危険性はあります。
ですので、やはり空いている時間帯に行かれるか、
ジムによってはマタニティスイミングの時間帯を
セッティングしているところもありますので、
そういった時間を狙っていくことをお勧めします。
マタニティスイミングの場合、助産師などの専門家が
ついている場合がありますし、
妊婦さんしかいないため、子供などの外野を心配することもありません。
また、休憩するタイミングなどアドバイスしてくれる
ところもあるため、マタニティスイミングはお勧めと言えます。
プールのメリットは?
妊婦がプールで泳ぐメリットとしては、
- お産が軽くなる
- 腰痛や肩こりが軽くなる
- 便秘が解消される
- 運動不足・ストレスが解消される
- 筋力アップ
などのメリットがありますので、
妊娠中のプールはお勧めでもあるんですよね。
プールのデメリットは?
- お腹が冷える
- 床がぬれているため転倒のリスクが高まる
- 混雑したプールでは人にぶつかったり、蹴られたりというリスクがある
- 屋外プールでは紫外線を浴びることで
シミができやすくなる他、すぐに疲れてしまう - 感染症の心配が少なからず出てくる
なお、水温が低いと子宮が収縮し
流産・早産につながる可能性が高くなります。
・妊婦は葉酸をいつまで摂取すべき?妊娠中期以降も必要?
プールでの感染症
プールは塩素を使用していますので、
よほど不衛生にしているプールでない限り
感染については心配はないようですが、
菌がいないわけではありません。
プールで感染する病気を挙げてみると、
- プール熱
- 流行性角結膜炎
- 水いぼ(伝染性軟属腫)
- 腸管出血性大腸菌感染症
- 手足口病
- ギョウ虫
など
妊娠中は免疫力が低下しますので、
感染する可能性は非妊娠時よりも高くなります。
その点については意識していた方が良いでしょう。
プールで注意することは?
- 主治医の許可をもらう
- 妊娠初期や妊娠後期は避ける
- プール運営に妊婦OKか確認する
- 混雑する時間帯は避ける
- 疲れやすいため、こまめに休む
- お腹が張ったらすぐに休憩する
- 体が冷えるため長時間プールに入らない
- 転倒しないように気を付ける
- 何かあったときのために母子健康手帳は持参する
温水プールであっても、
体温よりは低いため、お腹の冷えにつながります。
長時間プールに入ることは避けましょう。
結論
妊娠初期および妊娠後期はプールは控え、
入るとしたら妊娠中期が良いでしょう。
ただし、必ず医師の許可をもらうことと、
一般のプールでは、妊婦は断られることが多いことと、
様々なリスクが伴いますので、
行かれるとしたらマタニティスイミングに
行かれることをお勧めします。
なお、マタニティスイミングの水温は季節問わず
29~31℃と定められています。
体調の悪いときはプールには行かず
プールで泳いでる最中にしんどくなったり
お腹が張るような場合は、すぐに上がって
休憩をとるようにしてくださいね。