妊娠中に気になるのはカフェインですが、
コーヒーや緑茶はカフェインが含まれている
というのはよく知られていますが、
烏龍茶にもカフェインは含まれています。
では、妊婦が烏龍茶を飲んでも良いのでしょうか?
また、飲んでも良いとしたらどれくらいの量を
飲んでもいいのか?について紹介いたします。
妊婦は烏龍茶を飲んでもいいの?
烏龍茶が好きな場合は気になるかと思います。
妊娠中だからといって、カフェインを摂取しては
いけないということはありません。
ですので、烏龍茶も飲んで良いということになります。
ですが、カフェイン摂取量が多いと
流産や胎児の発育遅延などのリスクは
高くなるといわれています。
では、カフェインは1日にどれくらい摂取して良いのかというと
WHOの見解では1日にコーヒー3~4杯まで摂取は問題ないとされています。
また、イギリスでは1日のカフェイン上限を200mgまでと定めています。
日本の場合ははっきりとした上限は定められていませんが、
産婦人科の医師にもよりますが、
1日にコーヒーを1~2杯程度なら飲んでも問題ないと
される医師が多いため、これを目安に考えると
良いかと思います。
ちなみにコーヒー1杯にはおよそ60mgのカフェインが含まれています。
⇒妊娠中の1日のカフェイン摂取量!どれくらいなら大丈夫?
烏龍茶のカフェイン量は?どれくらい飲んでもいいの?
烏龍茶のカフェインの量は、実は緑茶と同じ量含まれており
100ml中に20mgのカフェインが含まれております。
※黒烏龍茶も同じ量含まれているといわれています。
ですので、上記のコーヒー2杯分のカフェイン120mgを
目安に換算すると、烏龍茶は1杯(100ml)で1日に概ね6杯まで
飲んで良いということになります。
ただし、冷たいものを飲むと体を冷やす恐れがありますので、
温かくするか常温のものを飲むように心がけましょう。
カフェインを気にしすぎて好きなものを我慢することによる
ストレスの方が赤ちゃんに良くないので、
飲みすぎにさえ注意すれば適度に摂取した方が良いとも
言われていますが、どうしても気になるということであれば、
ノンカフェインの飲物を飲んだ方が心配はなくなるかと
思います。
・妊婦は葉酸をいつまで摂取すべき?妊娠中期以降も必要?
ノンカフェイン烏龍茶はあるの?
探してみるとノンカフェインの黒烏龍茶は
ありましたが、いわゆるダイエットティーに
あたるものしかなく、その商品にはゴールデンキャンドル
というお腹を緩くする成分が入っていましたので、
飲まない方が良いでしょう。
次に見つけたのが、ノンカフェインではありませんが
低カフェイン烏龍茶として、サントリーより
「やさしいウーロン茶」という商品を見つけました。
通常の烏龍茶ですと100ml中にカフェインが20mg含まれているのですが、
このやさしいウーロン茶は、100ml中に3.0~6.7mgしか含まれていません。
ちなみにこのような商品です。
もしくは、烏龍茶の茶葉(細かく砕けていないもの)を購入してきて
パックに詰めて水出しすることによって
カフェイン量を減らすことが可能です。
カフェインは気になるけどどうしても
烏龍茶が飲みたいというのであれば、
風味は劣りますがこういった方法もあります。
まとめ
烏龍茶にはカフェインは緑茶くらい含まれていますが、
コーヒーでも多量に摂取しなければ飲んでも良いと
言われていますので、量さえ気を付ければ、
烏龍茶もそこまで心配せずに飲んで良いかと思います。
ですが、どうしてもカフェインが気になるということであれば、
低カフェインの烏龍茶を購入したり、烏龍茶を水出ししたりして
低カフェインにするか、
カフェインの入っていない、麦茶や爽健美茶などのお茶や
ルイボスティーやローズヒップティーなどの
妊婦でも飲めるハーブティーを飲まれると良いかと
思います。
妊娠中はいろいろと気になるものですが、
気にしすぎてストレスを溜めるということだけは
しないようにしましょうね。