秋の味覚の一つである「ぶどう」ですが、
妊娠中にぶどうを食べる際に何か注意すべきことなど
あるのでしょうか?また、食べ過ぎると何か影響はあるのでしょうか?
こちらでは、妊娠中のぶどうについて紹介いたします。
目次
妊娠中にぶどうは食べてもいいの?
食べても良いです。いけないどころか、ぶどうには
カリウムによる塩分排出による高血圧予防、むくみ改善、
ぶどうの皮などに含まれているアントシアンによる
悪玉コレステロールの抑制や抗酸化作用、視力回復効果、
また、食物繊維も摂取できますので、便秘対策にもつながるでしょうし
ビタミンなどの栄養が豊富ですので、
ぶどうは体に良いと言えます。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。
食べ過ぎるとどうなるの?
ぶどうを食べ過ぎるとどのような影響があるのでしょうか?見ていきましょう。
腹痛・下痢の可能性
ぶどうをたくさん食べると消化不良を起こして腹痛や下痢に
なるという方がおられます。全員が全員そうなるわけではないですが、
下痢が刺激となって、お腹が張ることもありますので、食べ過ぎには注意しましょう。
太る可能性
ぶどうは、100gあたりおおよそ50kcalあります。
巨峰の場合ですと6~7粒程度、デラウエアですと小1房程度になります。
食事とは別に1日に何房も何房も食べて、それが毎日続いたりすると
太る可能性が出てきます。
糖尿病の可能性
よほど食べ過ぎないと果物で糖尿病につながることは
考えにくいのですが、一般的な量を度を越して毎日のように食べた場合は、
糖尿病になる可能性は出てくるでしょう。
毎日食べ続けない限りは影響はなさそうです。
どれくらいの量が適量なの?
農林水産省の提示する健康日本21では、
1日の果物摂取目標量は200g(可食部)とされていますので、
これに照らし合わせると、
- 巨峰の場合だと1房弱程度
- デラウエアの場合だと2房程度
となります。(ぶどうだけで見た場合)
一日の果物の摂取量としては、
ぶどうで見ると上記の量程度が目標とされていますので、
この量を毎日食べてると良いと思われます。
ただし、ぶどうだけではなく様々な果物で合計200gとなるように
摂取していった方が良いでしょう。
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食べる際の注意点は?
ぶどうの皮に注意
皮に栄養があるからといって、巨峰などのように
皮が分厚いものを食べ過ぎてしまうと、消化不良を起こし
下痢になる可能性があるため、皮ごと食べれると謳っているぶどうでしたら良いでしょうが
そうではない分厚い皮は食べないようにした方が良いかと思います。
冷えたぶどうはお腹を冷やすことがある
冷えたぶどうを食べ過ぎるとお腹が冷えますので
冷えたぶどうを食べる場合は、注意してください。
体に異常が現れる場合
万が一、ぶどうを食べて口の中がかゆくなったり、
吐き気や腹痛、下痢、じんましんといった症状が出るような場合、
アレルギーの可能性が考えられますので、その場合は食べることを控えて
かかりつけの医師に相談した方が良いでしょう。
カビが生えているぶどうに注意
ぶどうによっては、カビなどが一部生えたものがある場合がありますので、
そういったぶどうは食べないようにしましょう。
仮にカビの生えたぶどうをちょっと食べたところで、特に何も
なく様子を見ていれば良いかと思いますが、
腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れた場合は
かかりつけの医師に相談される方が無難でしょう。
まとめ
妊娠中のぶどうについていろいろとみてきましたが、
ぶどうを食べることは体に良いと言えそうです。
ただし過剰に食べ続けるということは、
影響が出てくるようなので、食べ過ぎないように
適量食べていくことが良いでしょう。