妊娠中に背伸びをしてはいけないと
昔から言われていますのが、それはいったいなぜなのでしょうか?
何かしらの理由があるのでしょうか?
こちらでは妊婦と背伸びについて徹底的に紹介しております。
本当に背伸びしちゃいけないの?
背伸びやつま先立ちして伸ばしたりすると、
- へその緒が首に巻きついたりする
- 胎盤がはがれる
- 流産する
などと言われたりしますが、これらは本当なのでしょうか?
これは非常に稀なケースで極端な例なんだそうです。
ご自身が痛くない程度であれば、背伸びをしてもとくには問題ありません。
へその緒が首に巻きついたり胎盤がはがれるというのは、
背伸びとは因果関係はないと言われていますし、
流産もよほどのことがない限り起こりえません。
背伸びをすると痛みが走る場合がありますが、よほどのことがない限り
深刻な状態を心配する必要はないでしょう。
では、昔からなぜこのようなことが言われているのかというと、
稀なケースでも、無理をすると切迫流産などのリスクを高めてしまう。
高いものを取ろうと背伸びをしすぎたりすると、
無理な姿勢をとって転倒してしまう。
また、背伸びをすることで筋肉や子宮が引っ張られているような
ちくちくとした痛みが走ったり、お腹がカチカチに張ってしまったりすることがあるからです。
ひどい場合は、数日間立てないくらいに痛くなる人もいるようです。
ですので、無理な背伸びはしないようにした方が良いと言われています。
背伸びはどれくらいしていいの?
痛いのに張っているのに無理して伸ばすことがいけないのであって、
背伸び自体はマタニティヨガのポーズでも普通に行ないますので、
痛くない程度、気持ちいいくらいであれば、どんどん行なって構いません。
ただし、高いところのものを取ろうとするときに行う背伸びは
転倒のリスクがあるためしないようにしてください。
高いものをとるときは必ず椅子を使ったりして背伸びしなくても
取れるように安全に行なうのもいいですが、
できれば誰かに取ってもらうようにしてください。
特に妊娠後期、臨月の場合は、バランスを崩しやすいので注意してください。
夜寝ている時や癖などで知らずに背伸びをしてしまっていたり、
腕を大きくあげていたりという場合や洗濯物を干したり取り込んだりするときに背伸びをすることがあるかと思いますが、
これらも痛みなどがなければ特に問題はないようですので、安心してください。
早朝に背伸びをするとこむら返りになりやすいので、早朝に背伸びを行なうときは注意してください。
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背伸びをして痛くなった場合はどうしたらいいの?
背伸びをして痛くなった場合は、それ以上背伸びをするのはやめ、
痛みが治まるまで休みましょう。
横になって休むと痛みが張りが治まるような場合は、
それほど心配する必要はありません。
もし、痛みが治まらなかったり、出血があるような場合は
すぐに受診することをお勧めします。
まとめ
背伸びをしたからといって、基本的には流産したりへその緒が絡まったり、
胎盤がはがれたりするようなことはありません。
ただし、無理をしてしまうと背伸びのポーズはお腹に力が入りますので、
痛みが出ることがありますし、切迫流産気味の方が無理して背伸びをしたりすると
流産のリスクも高まるかと思います。
背伸びがダメなのではなく、無理をするのがダメであって、
背伸び自体は痛くない程度、お腹に苦痛を感じない程度であれば、
ストレス解消や血行促進などのメリットがありますので、
医師から特に何も言われていない場合は、行なって構わないかと思います。
簡単にまとめると、
普通の背伸びは問題ないけど、高いところのものをとるときの背伸びは気を付けて!!
という感じになります。
よく、背伸びをしてしまったと不安になられている妊婦さんがいますが、
あまり過敏になることの方が、赤ちゃんにとってよくありませんので、
無理をせず、でも意識しすぎずマタニティライフを過ごすことが好ましいでしょう。