妊娠中にウリ科であるスイカは控えた方がいいのか?
また、たくさん食べてしまうとどのような影響がでてくるのか?
など妊婦とスイカについて紹介いたします。
スイカは食べてもいいの?
スイカをはじめきゅうりなどウリ科の食べ物はお腹を冷やすといいますが、
食べすぎなければ基本的に問題ありません。
スイカは90%が水分で出来ており、良い水分補給になります。
また、カリウムも豊富ですのでカリウムの利尿作用により
塩分などを排出してくれます、夏バテ解消にも優れた果物です。
その他、ビタミン類をはじめ、むくみ改善や高血圧予防になるシトルリン、
抗酸化作用のあるリコピン・βカロテン、カルシウムやマグネシウムといった
ミネラルも豊富に含まれています。
これらを評価すると、スイカは妊婦にってお勧めの食材とも言えるでしょう。
食べすぎるとどのような影響が出る?
食べすぎることによって水分の摂りすぎになり、胃酸が薄まり消化不良の原因になりますし、
お腹を冷やす恐れがあります。お腹が冷えると便が緩くなったり下痢をすることもありますので注意が必要です。
なお、下痢をすることによってお腹が張ったりします。
ですが、下痢やお腹の冷え(この場合)と流産とはあまり関係がないと言われていますので、
気にする必要はありませんが、下痢をすると体調不良なわけですから、結果的に体には良くないでしょう。
また、スイカ100g中には糖分6g含まれていますし、カロリーは37kcalあります。
※スイカの重さについてはこちらを参照してください。
⇒栄養andカロリー スイカ
食べ過ぎることによって糖分の摂りすぎとなり、一日程度なら問題ないでしょうが、
これが毎日となると妊娠糖尿病のリスクを高めてしまいますし、
スイカ以外に普通の食事をしていた場合、カロリーの摂りすぎとなり、
太る可能性も出てきます。
・妊婦は葉酸をいつまで摂取すべき?妊娠中期以降も必要?
どれくらいの量食べてもいいの?
つわり時期でスイカしか食べれないという場合は仕方ありませんが、
スイカを食べて他の食べ物が食べれなくなったりすると栄養の偏りが出てきます。
また、スイカの食べ過ぎで便が緩くなったり下痢をしてしまう、カロリーの摂りすぎになったり、
糖分の摂りすぎになる場合は食べ過ぎにあたるかと思います。
どれくらいの量を摂取するのが好ましいかというと、体系などにもより一概には言えませんが
農林水産省より果物の1日の摂取目標が200g以上と挙げられていますので、
目安として、1日200~300g程度の摂取が良いかと思います。
ちなみに、スイカ200gは一口大にカットしたもの6片程度になります。
※食べても良い量についてはあくまでも目安ですし、
たまに食べる分には多少食べ過ぎたからと言って体調に変化がみられなければ、
気にする必要はないかと思います。
妊娠初期、つわりでスイカしか食べれないときは?
つわりでスイカしか食べれないという場合は、
食べ過ぎによる下痢に注意していれば、水分補給にもなるため
特に問題はないかと思います。栄養は母体が貯蓄している分から
胎児に与えられます。
ただし、できればいろいろなものから摂取していきたいので、
食べれるもの、飲めるものを少しずつで良いので増やしていくことを
心がけましょう。
※つわり時のスイカはスッキリとする方が多く人気の食べ物となっています。
まとめ
スイカなどのウリ科はお腹を冷やすと言われていますが、
適量の場合特に問題はないでしょう。
ですが、食べ過ぎることによってお腹を壊すということは
考えられますし、糖分の摂りすぎやカロリーの摂りすぎになる可能性もあるため、
ほどほどに摂取していくようにしましょう。
適量ですとむくみ改善や塩分の排出、リコピンなどによる抗酸化作用、
その他栄養を摂取できるため、旬のものを楽しむという意味では、
ストレス解消にもつながるかと思いますので、
やはりスイカは妊婦にとってお勧めの食べ物と言えるでしょう。