妊娠中に健康目的あるいはダイエット目的などで
スムージーを飲みたいという妊婦さんは少なくありません。
ですが、妊娠中にスムージーを飲むことは
良いのでしょうか?
飲んだ際にどんなことが考えられるか調べてみました。
妊娠中にスムージーは飲んでもいいの?
結論からいうと、飲んでも良いのですが
飲むか飲まないかは自己判断でということになります。
市販で販売されているものは添加物などを
使用している可能性があるため、
できるならご自宅で作られた方が良いかと思います。
また、スムージーはダイエット目的で
飲まれる際は、本当にダイエットが必要なのかどうか
大切な時期なので自己判断でダイエットを行わず
一度かかりつけの医師に確認を
とってからにした方が良いでしょう。
さらに、スムージーはメリットもありますが、
デメリットもありますので、
そのことについて紹介させていただきます。
スムージーのメリットは?
- 野菜や果物を使用するため、食物繊維がたくさん摂取でき
便秘解消につながる - 葉野菜などを使用すると葉酸や鉄分などの大切な栄養を摂取できる
- 生きた食物酵素やファイトケミカルを摂取することができる
(胃に負担をかけにくい) - 水分をたくさん摂取することになるし、カリウムも豊富に摂取するので
むくみなどが解消される
などのメリットがあります。
スムージーのデメリットは?
- 生の野菜や果物を使うので、お腹を冷やしやすい
- 朝食などをスムージーだけにするとカロリーが
不足する可能性がある - 野菜など生のものを使用するので、リステリア菌や
トキソプラズマなどに感染する可能性がわずかながら出てくる - 食事以外でスムージーを摂取しすぎると
糖分の摂りすぎになる可能性がある(果物をたくさん入れていた場合)
このようなデメリットが出てきます。
トキソプラズマやリステリア菌については、
妊娠中の生ものに厳しいといわれるフランスでも
生野菜はしっかりと洗えば問題ないとされていますので、
ほとんど問題ないかと思います。
・妊婦は葉酸をいつまで摂取すべき?妊娠中期以降も必要?
スムージーを飲む場合の注意事項
スムージーを飲む場合は、食中毒予防として
新鮮な野菜を使うことと、しっかりと流水で
洗うことを徹底してください。これでも菌や寄生虫などに
感染する確率は0%にはなりませんが、
大幅に減らすことができます。
また、生野菜や果物は冷えの原因になりますので、
常温に戻してから使用することと、水を使用しますので、
水も常温に戻してから作るようにすると多少ですが、
冷え対策になるかと思います。
ほうれん草や春菊、キウイ、パイナップルなどには
シュウ酸が多く含まれているので、多量に摂取しないこと。
健康な人がほうれん草を生で1kg毎日摂取すると
結石ができたり、骨粗しょう症の原因となる
可能性が高くなるというレベルなので、
過剰に摂取しなければ大丈夫でしょうが、
カルシウムの吸収を阻害しますので、
普段よりカルシウムは多めとった方が良いでしょう。
なお、シュウ酸による胎児への影響はありません。
市販のスムージーですと上記でもお伝えしたように
添加物がたくさん使用されているものがありますので、
市販のものを購入される際は添加物に注意することと、
1杯で100kcalなどのようなダイエット用スムージーがあり、
こういったものはすぐにお腹が膨れてしまうため、
カロリー不足になる可能性がありますので、
注意してください。
まとめ
健康に良いと言われるスムージーで、実際多くの
栄養を補給できるのは事実です。
ですが、メリットだけではなくデメリットも
出てきますので、
スムージーを飲むのは、デメリットよりも
メリットの方が上回ると考えたときとなるでしょう。
ただし、自己判断でのダイエットは
絶対にしないでください。
また、上記の注意事項も頭に入れておいた方が
良いでしょう。
葉酸や鉄分、ビタミンなどの栄養を食事以外から
摂取したいとお考えの方は、
葉酸サプリなどもありますので、
こういったものもお考えになられてみてはいかがでしょうか?
これだと、スムージーのように冷えを気にする必要は
ありませんし、妊娠中に必要な葉酸などの栄養が
しっかりと補えますし、食中毒の危険性もなくなりますので、
私としては、スムージーよりもいいかなと思います。