妊娠中(妊婦)に、花粉症や何かのアレルギー、
もしくは風邪様の症状で鼻が詰まった場合、
鼻で息ができなくなり大変ですよね?
しかも、これって結構ストレスになりますし、
そこで妊娠中は点鼻薬は使用しても良いのか?
調べてみました。
妊娠中の点鼻薬について
点鼻薬の使用については、自己判断で
市販のものを使用するということは避け、
必ず産科医に相談してください。
そこで、使用許可が出た場合は使用しても良いでしょうし、
点鼻薬が処方されるかもしれません。
耳鼻科で診てもらうのもいいのですが、
基本的には産科医の意見に従った方が
良いようです。
もし市販薬のものを自己判断で使用していたら?
自己判断のもとで使用しているのでしたら、
すぐに使用を中止して医師に指示を仰いでもらった方が
良いでしょう。
点鼻薬は、使用していたからといって、
飲み薬と違い、局所的に粘膜からの吸収となるため、
通常の使い方であれば、
胎児に特別影響が出る可能性は飲み薬と比べれば、
極めて低いと言われていますが、
自己判断となると、妊娠の状態や初期なのか後期なのか
という妊娠時期もかかわってきますので、
万が一のことを考えると、医師の相談の元、指示されたもの
あるいは処方されたものを使用する方が良いでしょう。
特に、妊娠初期(7週程度まで)は胎児の脳や脊髄など
大切な部分の発育期間ですので、市販の点鼻薬でも
妊娠中は控えるように書いてありますし、
薬局の薬剤師さんに聞いても妊娠中は医師に相談するように
言われるかと思います。
⇒実際に使用していた人の意見を見てみる
使っていたものは、心配しても仕方がありませんし
今からやめればそれ以上のことはありません。
心配される方がストレスとなり、
かえって胎児に悪影響を与える可能性があります。
やめたうえで医師に相談すると安心されるかと思います。
・妊婦は葉酸をいつまで摂取すべき?妊娠中期以降も必要?
医師からOKが出たら?
医師から使用許可が出たら使用しても
かまいませんが、点鼻薬は自律神経に働きかけ
血管を拡張させて鼻の通りをよくするものです。
点鼻薬を過度に使用し続けると、
点鼻薬性鼻炎という症状が出てきてしまいます。
これは鼻の粘膜が腫れるという副作用で、
粘膜が腫れるため、使用前よりも症状が悪化することが
あります。
鼻が詰まるから点鼻薬を使用する。
さらに詰まるのでさらに点鼻薬を使用するという
悪循環に陥ってしまう可能性があります。
このような症状が出た場合は、
点鼻薬をやめることで改善されることが多いようです。
最初の2~3日はかなりつらいでしょうが、
1~2週間すると粘膜の腫れも落ち着いて
楽になるそうです。
ちなみに、1日に5回も6回も使用するのは
使い過ぎにあたるようです。
使用は1日に2回までにとどめておくと良いそうです。
使用許可が出た場合は、使用上の注意や使用回数についても
相談された方が良いでしょう。
また、市販の点鼻薬にはステロイドを使用しているものも
ありますので、そのことも聞いてみた方が良いでしょう。
点鼻薬以外の対処方法は?
点鼻薬以外での鼻づまり解消法を紹介いたします。
まず、鼻を蒸しタオルやカイロなどで暖めます。
温かい飲み物の湯気を吸いこむのも効果的です。
別の方法としては、息を大きく吸い込んで、
肺が空になるまで息を吐き切ります。
次に鼻をつまみ息を止めた状態で、
およそ2秒ほどのペースで天井と床を
交互に見る。
これをできるところまで続けることによって、
鼻の通りが良くなるという方法です。
これで、鼻づまりが解消されやすくなります。
他にも鼻づまりに効果的なツボもありますので、
動画をご覧ください。
市販のものを使用する場合は、
ブリーズライトという鼻づまりを解消するテープが
良いでしょう。
ただ、鼻に貼って鼻を拡張させるだけなので、
妊娠中であっても、子供にも使用することができます。
⇒楽天でブリーズライト一覧を見てみる
また、こういったお茶も良いかもしれません。
結論
調べた結果、妊娠中に点鼻薬の使用は
さほど問題にならない場合が多いようですが、
自己判断での使用は問題です。
使用される前に必ず医師に相談してください。
妊娠の状態などによって、使用してはいけない
なんてこともあるかもしれませんし、
自己判断で薬を使用するということは、
点鼻薬に限らず他の薬でも
自己判断で使用しかねません。
薬類は必ず医師に相談するようにしましょう。