妊娠中にコーラを飲んではいけない
という声をよく聞きますが、
実際のところはどうなのでしょうか?
飲んではいけないのか?
飲むとしたらどれくらいまでなら
問題はないのか?などについて
紹介いたしております。
妊娠中はコーラは飲んではいけない?
妊娠中にコーラを飲んではいけない
と言われているのは、コーラには
カフェインが含まれているからです。
それと、糖分がたくさん含まれているため、
太る原因になったり、高血圧症や糖尿病、
妊娠中毒症などのリスクを
高めることになるからだと思います。
ただ、言われているだけであって、
実際は多量に飲まなければ
飲んでも構いません。
どれくらい飲んでいいのか?
体重増加においては、個人差が
ありますので、カフェインに絞って
話を進めていきます。
コーラに含まれているカフェイン量は、
- コカ・コーラ1缶⇒34mg
- コカ・コーラダイエット1缶⇒45mg
- ペプシコーラ(500ml)⇒50mg
- ペプシEX(200ml)⇒38mg
- ペプシネックスZARO(500ml)⇒50mg
- コカ・コーラゼロフリー(500ml)⇒0mg
となっております。
妊娠中1日に摂取しても良いとされる量は、
100mg~200mg程度。
ボーダーラインとしては、1日に300mg。
ですので、コーラだけで考えた場合、
ペプシコーラ500mlの場合だと、
6本までは、カフェイン摂取量としては、
問題ないことになります。
ただ、ほかにもカフェインを含有する飲み物や
食べ物などもありますし、
これだけ飲むと、糖分の摂りすぎが気になりますし、
人工甘味料を使用して0kcalとなっている場合でも、
甘味料が原因で耐糖能障害になるという
報告もあるので、
飲みすぎには注意が必要かと思います。
たくさん飲んだとしても、
1日に1本程度あるいは2日に1本程度に
留めておいた方が良いかと思います。
・妊婦は葉酸をいつまで摂取すべき?妊娠中期以降も必要?
コーラには、砂糖が○○g含まれている
0kcalとかでない普通のコーラは、
500ml中に65gの砂糖が含まれています。
ピンと来ないかと思いますので、
角砂糖で計算すると、
1個4gの大きさのものだと、16個と1/4
含まれていることになります。
WHO(世界保健機関)の見解では、
糖分摂取量は1日の総カロリーの10%未満
だとしており、さらに5%未満だと肥満や虫歯の
減少につながるとしています。
砂糖の量で表すと、5%の場合で
小さじ6杯程度(25g)
10%の場合は、その倍なので50gとなります。
つまり、500mlのコーラを飲んだ時点で、
10%以上の糖分を摂取することになります。
まあ、ここまで気にする必要はないでしょうが、
それだけ多くの砂糖が含まれているということを
認識しておいた方が良いでしょう。
まとめ
コーラに含まれているカフェインは、
妊娠中であっても何本も飲まなければ
問題はないでしょう。
別にコーヒーや緑茶などを飲まれる場合は、
気にする必要はあります。
それよりも、気にする必要があるのは、
糖分量です。
太る原因のほか、妊娠中毒症など
様々な原因となりますので、
多量に摂取するということは
避けてください。
また、カフェインを気にするのであれば、
カフェインの入っていない炭酸飲料にしたり、
どうしてもコーラでないといけないようであれば、
コカ・コーラフリーなどのカフェイン0のものが
良いかと思います。
結論として、
適量であれば、問題ないということです。