妊娠中ピーナッツが無性に食べたくなり、
おやつにパクパクとつい食べ過ぎになってしまう・・・
なんてこともあるかと思いますが、
ピーナッツはアレルギーが怖いともいいますし、
妊娠中に食べても良いものなのでしょうか?
また、食べ過ぎるとどのような影響があるのか?
について調べてみました。
目次
ピーナッツは食べてもいいの?
妊娠中にピーナッツを食べても特には問題ありません。
ただし、カロリーが高い食べ物なので、
食べ過ぎはよくありません。
また、ピーナッツは塩分が結構含まれているものが多いため、
こちらも健康を考えると、食べ過ぎないように心掛けた方が良いでしょう。
食べ過ぎるとどのような影響がでるの?
太る可能性
ピーナッツは100gあたり585.1kcalあります。
これではわかりにくいので、わかりやすく説明すると、
ピーナッツ10粒あたり47kcal程度あります。
好きな人だと50粒、100粒ぺろりと平らげる
なんて人も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
仮に100粒食べたとしたら、ピーナッツだけで
470kcalも摂取してしまうことになります。
これに普段の食事が追加されるわけですから、
毎日続けると太る可能性が出てきます。
妊娠中に太りすぎると難産になりやすかったり、
妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群のリスクを高めることになりますので、
注意が必要です。
高血圧になる可能性
ピーナッツの種類にもよりますが、
塩味のきいてるピーナッツの場合だと、
塩分の摂り過ぎになる可能性が出てきます。
塩分を摂り過ぎると、むくみが出てきたり、
妊娠高血圧症候群になる可能性を高めてしまいます。
妊娠高血圧症などの妊娠中毒症になると、
赤ちゃんに送られる血液量が減ってしまい、
赤ちゃんの栄養や酸素の供給が減るために、発達が遅れたり、
低体重になるという可能性も出てきます。
ちなみに、妊娠中の1日の塩分目標量は、7.5gと言われており、
バタピー150g中には塩分0.8gと、スープ類などと比べると
少ないのですが、注意するに越したことはないでしょう。
ピーナッツの食べ過ぎで赤ちゃんがアレルギーになるって本当?
母体の食べたものから赤ちゃんがアレルギー体質になるという話を
よく聞きます。
しかし、母体の食事内容が生まれてくる赤ちゃんのアレルギーの感作原因になるという
証拠は出ていません。
米国小児科学会では2000年に妊娠中にピーナッツを摂取することは避けた方が良い
という見解を発表しましたが、1997~2007年の10年間で
ピーナッツアレルギーの患者数が3倍に増加したことから
根拠が不十分として2008年には撤回しています。
日本でも母体の食べ物から生まれてくる赤ちゃんが
アレルギー体質という根拠がないとしていますので、
ピーナッツを食べても問題がないでしょう。
だからといって食べ過ぎても良いということではないので、
注意してください。
ピーナッツを食べる際の注意点
ピーナッツの中にはバターピーナッツなど
すでに剥かれて調理されているものは、油分や塩分が多いので、
こういったものは美味しいのですが、
食べ過ぎると、上記のような影響が出てくる可能性があります。
ですので、ピーナッツが好きでやめられないという場合は、
調理されていないピーナッツを食べるようにすると、
塩分や油分の心配はなくなるでしょう。
ただし、カロリーが多いことには変わりはないので、
食べ過ぎには注意してください。
つわり時のピーナッツは?
つわり時でピーナッツしか食べれないような場合は、
一般的な考えとしては、食べれるものを食べるという考え方なので、
ピーナッツを食べて良いかと思いますが、
ピーナッツの調理法によっては、塩分が多く含まれるものもありますので、
できれば、塩分などが含まれていないようなピーナッツを食べると良いかと思います。
それに加えて、ピーナッツ以外に食べれるものや飲めるものを
探り探り少しずつ増やしていくと良いでしょう。
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1日にピーナッツはどれくらい食べてもいいの?
では、1日にどれくらいのピーナッツを食べてもいいのか?
についてですが、食品安全委員会などを確認しても
特に制限があるというわけではありません。
ですので、1日何粒までというようなことは言えません。
塩分の摂り過ぎや総カロリーの摂り過ぎ、
栄養の偏りなどがなければ、また母体に何か異常が見られなければ、
あまり気にする必要はないかとは思いますが、
あえて、どれくらい食べてもいいのか?という目安を挙げると、
1日10~30粒程度。このくらいの量でしたら
特に問題はないのかなと思われます。
ピーナッツを食べるとメリットもある
ピーナッツは適正量の摂取ならば、たんぱく質、脂質、葉酸やカリウム、
鉄分、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンEなど栄養が多く含まれていますので、
体に良いメリットをもたらしてくれます。
ピーナッツの脂肪分は、オレイン酸やリノール酸と呼ばれる
不飽和脂肪酸です。
これらは、悪玉コレステロールや血圧を減らす働きがあるため、
動脈硬化予防や高血圧予防になると言われていますし、
ピーナッツ摂取後、血糖値の上昇度合いが緩やかであることから
太りにくい食べ物ともいわれていることから、
肥満予防にもなりそうです。
また、ピーナッツにはビタミンEやポリフェノールが含まれていますので、
体の酸化を防いでくれる働きもあります。
ピーナッツを摂取することにより
様々な栄養が摂取できますので、スナック菓子を食べるよりも
よほど良い、むしろ妊娠中は適量を食べた方が良い食材と
言えるかと思います。
まとめ
妊娠中にピーナッツを食べていいかどうかでいうと、
食べても良いが、食べ過ぎには気を付けましょうということでした。
生まれてくる赤ちゃんのアレルギーに関しても、
感作原因にはならないと考えられていますので、
こちらも気にしなくて良いかと思います。
また、適量であれば、妊娠中に必要な栄養も摂取できますので、
バランスよく食べていくと良いでしょう。