妊娠してから口内炎ができやすくなった
という方がしばしばおられます。
特に妊娠初期に多いようですが、
妊娠8か月などの中期あるいは後期にも
できやすいという方がおられます。
では、なぜ妊娠中に口内炎ができやすくなるのでしょうか?
妊娠中に口内炎ができる原因と治し方について
徹底的に調べてみました。
妊娠中に口内炎ができやすい原因は?
口内炎のできる原因は、
- 口の中が傷つく
- ホルモンバランスの崩れ
- 食生活の乱れ
- 口の中が不衛生
- ビタミン不足(特にビタミンB)
この限りではありませんが、
これらが原因と言われています。
たとえば、妊娠初期は女性ホルモン(黄体ホルモン)が
多くなり、ホルモンバランスが崩れることによって
口内炎ができやすくなるといわれていますし、
つわり時などは、ろくに歯磨きもできない状況になることも
あり、口の中が不衛生になることによって口内炎ができやすく
なるということも考えられます。
また、つわり時はろくに食べ物が食べれないということも
あり栄養が摂れない、あるいは偏ってしまうということも
口内炎を作りやすくする原因と言われています。
また、胎児に栄養を与えないといけませんので、
食べなければ全体的に栄養が足りない状態になります。
当然口内炎の原因の一つとされるビタミンBの欠乏も
考えられ口内炎ができやすく
なっているということもあります。
口の中が傷つくというのは、食事中などに
口の中をかんでしまったり、
硬いものを食べたりすると小さな傷ができることがあり
その傷が口内炎へとなることがあります。
口内炎の治し方は?
口内炎の治し方は病院や薬局などで
口内炎の薬を処方してもらったり買ったり
するのが一般的かと思いますが、
ケナログやデキサルチン軟膏などの口内炎の薬は
ステロイドが使用されています。
妊娠中は、ステロイドの使用は控えた方が良いとされており、
上記の薬には、長期使用は避けること、
妊娠中の使用に関する安全性は
確率していないと書かれています。
たとえば、市販の口内炎の薬や妊娠前にあるいは、
家族が病院でもらった口内炎の薬を
妊娠中に自己判断で塗るのは、たとえステロイドが
使用されていなくても使用は控えた方が良いかと思います。
※薬については必ず医師に相談しましょう。
口内炎は自然と治ることが大半ですが、
治るまでに長くて2~3週間かかることもありますし、
治るまでが苦痛ですよね?
口内炎がなかなか治らない場合いや
頻繁にできる場合はかかりつけの
産婦人科の医師に相談するか
歯医者で相談した方が良いかと思います。
※歯医者に行かれる場合は、必ず妊娠していることを
お伝えください。
・妊婦は葉酸をいつまで摂取すべき?妊娠中期以降も必要?
自宅での治し方は?
自分でできることといえば、
イソジンなどのうがい薬でうがいすることと他のサイトで
見かけましたが、医師に相談してないという場合は、
妊娠中は塩水でうがいした方が
良いかと思います。こうすることで、口腔内を清潔に
することができます。
ただし、塩水ですと結構しみると思うので、
耐えれないという場合は、1日数回水で口の中を
ゆすぐというのも効果的かと思います。
また、口内炎に蜂蜜を塗るというのも効果的と
いわれています。
蜂蜜には殺菌作用や炎症を抑える働きがあるため
治りが早くなるといわれています。
口内炎が頻繁にできる場合は?
口内炎が出来ては治って出来ては治ってと
繰り返し口内炎ができる場合は、
ビタミンBの欠乏や妊娠中のホルモンバランスの乱れが
原因となっている可能性があります。
妊娠初期でなくても、ストレスがたまったりすると
ホルモンバランスは乱れて口内炎ができるということは
あります。
ビタミン不足が原因の場合は、
ビタミンBが豊富に含まれてい食べものを積極的に
摂り入れたり、葉酸サプリで栄養を補うと良いかと思います。
妊娠初期の場合、葉酸サプリは厚生労働省でも
勧められています(妊婦は1日に葉酸400μg推奨)。
また、妊娠中期以降においても葉酸は不足しがちになる栄養素で
摂取は大切なので念のため、おすすめの葉酸サプリを紹介しておきますね。
今話題になっているのは、たまひよなどでもよく紹介されている葉酸サプリで、
葉酸以外にも鉄分やカルシウムが補えるだけでなく、
サポートしてくださるスタッフが出産授乳育児経験のあるスタッフが
親身になってサポートしてくださるため、非常に心強いです!!
他にも人気があるのはママニック葉酸サプリで、こちらは数々の雑誌で取り上げられており、
葉酸のほかに、鉄分やカルシウムが他の葉酸サプリよりも
含まれており、ミネラル、ビタミン、乳酸菌、美容成分など
妊娠中に嬉しい成分が含まれております。
レバーやうなぎなどが挙げられますが、
妊娠中はこれらの食材はビタミンBの他に
ビタミンA(レチノール)も多く含まれていますので、
妊娠中は食べたとしても少量で留めてください。
なお、ビタミンBを多く含む食材は、さんまやさばなどの
青魚や納豆、ほうれん草、牛乳に
多く含まれています。
妊娠中はさまざまなことに気を使いますので、
ストレスもたまりやすくなります。
ですので、ストレスを如何に発散させるかというのも、
口内炎を作らない一つの対策といえるかと思います。
ストレス発散については、何か楽しみを見つけることが
良いのですが、どうしても見つからないという場合は、
運動をすることによってもストレスは発散できますので、
たとえば、ウォーキングを行なったり、
マタニティヨガやマタニティスイミングに通うというのも
良いかと思います。
まとめ
妊娠中に口内炎ができやすいのは、
実に様々な原因がありますので、
頻繁に出来たり、なかなか治らないような場合は、
一度かかりつけの医師に相談するか、
歯医者で相談するようにした方が良いでしょう。
自宅でできることはうがいをしたり、
ストレスをためないこと、栄養を摂ることなどが
あげられますので、そういったものも試してみると良いでしょう。
してはいけないことは、自己判断で薬を
使用するということですので、
くれぐれも注意してください。