妊娠中は食べ物に関しても何かと
気を使いますよね?
みかんが好きで1日に何個も食べてしまうという
妊婦さんがおられますが、
実際1日にどれくらいまでなら問題ないのでしょうか?
妊婦とみかんについて調べてみました。
みかんの栄養について
みかんには、ビタミンC、ビタミンA、カリウム、食物繊維
といった栄養が豊富に含まれています。
特に気になるのは妊娠中のビタミンAの摂りすぎですが、
みかんに含まれているビタミンAは、種類や大きさにもよりますが、
およそ120μg程度含まれています。
妊婦さんの一日に必要なビタミンAの量は、
2000IU(600μg)で、1日の上限は5000IU(1500μg)とされています。
ただし、これは動物性ビタミンA(レチノール)の話なので、
みかんのビタミンAに関してはレチノールではなくβカロチンなので、
特に気にする必要はありません。
食べ過ぎるとどうなるのか?
みかんを食べ過ぎると、真っ先に考えられるのは
糖分の摂りすぎになってしまうということです。
胎児にどうこうというのはないですが、
糖分を摂りすぎると太ってしまいます。
ですので、摂りすぎには注意した方が
良いでしょう。
また、本来みかんに含まれている食物繊維は
便秘解消につながるのですが、
食べ過ぎることによって、
稀に下痢になるという方がおられますので、
そういった方も気を付けた方がよいでしょう。
そして、みかんにはカリウムが豊富に含まれているので、
ただでさえ近いトイレが、余計にトイレが近くなる傾向にあります。
特に体に害があるというわけではないですが、
トイレが近くなるのを気にされるなら
食べ過ぎない方が良いでしょう。
みかんを食べ過ぎると、体が冷えてしまいます。
妊娠中の冷えは大敵ですので、食べ過ぎないようにしたいところです。
・妊婦は葉酸をいつまで摂取すべき?妊娠中期以降も必要?
みかんは一日何個までなら食べていいの?
みかんの摂取制限はありませんが、
なんでも食べ過ぎはよくありません。
つわりでみかんしか食べれないという場合は、
仕方ありませんが。
病院や助産婦さんに言われるのは、
1日に1~2個程度までと言われることが多いです。
これは、みかんの果糖により太っていくからです。
また、食べる時間帯は午前中が良いようです。
というのも、この時間帯が一番太りにくいとされているからです。
間違っても、寝る前なんかに食べてはだめですよ。
また、缶詰のみかんは糖分が多いため控えた方が
良いでしょう。
つわりのときにみかんを食べると吐き気がするのは?
つわりのときに、ご飯が食べれなく
さっぱりとしたみかんを食べると
かえって気持ち悪くなり吐いてしまうという方が
おられます。
みかんは、食物繊維が豊富であるため、
逆を言えば消化に悪いといえます。
これが原因で吐き気がするという場合があります。
また、みかんなどフルーツにはブドウ糖がたくさん含まれているため、
体内の血糖値を下げるためにインスリンが働きます。
そのため、つわりの時に食べ過ぎると、血糖値が下がり
吐き気につながる恐れがあるので、注意しましょう。
※吐きづわりで、食べれない場合は
なんでもいいので、食べれるものを食べましょう。
みかんを食べる際に注意すること
みかんだけではないのですが、
検診前に甘いものをたくさん摂取すると
尿に糖が出て、注意されることがあります。
みかんは結構な糖分が含まれていますので、
検診前にみかんを食べるのは抑えた方が
良いでしょう。
また、みかんは国産のものを食べるようにしましょう。
まれに中国産のものなど海外のものがありますので、
農薬がきになります。
まとめ
みかんは甘酸っぱくて、ついつい食べ過ぎてしまいますが、
食べ過ぎると体重増加の原因となりますので、
なるべく控えるようにしましょう。
1日に食べる量の目安は、1~2個。
万が一食べ過ぎた場合は、運動をして
食べた分消費するようにしましょう。
みかんの食べ過ぎは、
- トイレが近くなる
- 下痢になることがある
- 体が冷える
- 体重増加
などのデメリットもありますので、
ほどほどに!!