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妊娠中のひじきはヒ素に注意!?胎児への影響は?

妊娠中にひじきはあまり食べないほうが良い
栄養が豊富に含まれてるから食べたほうが良い
と、マタニティ教室でも意見がわかれることが
あるようですが、その原因としてひじきには、
ヒ素が含まれているからという意見があります。

そこで、ひじきに含まれているヒ素の量は
どれくらいなのか?また、どれくらい食べると
危険なのか?などを調べ、
結局のところは食べた方がいいのか悪いのか?
について紹介いたします。

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ひじきに含まれるヒ素の量について

海藻類の中でも特にひじきには
ヒ素が多く含まれているそうで、
妊娠中はどうしても気になりますよね?

ひじきに含まれているヒ素の量は、
乾燥ひじき1kgに総ヒ素82.5mg(有機ヒ素19.4mg、無機ヒ素63.1mg)
含まれています。(無機ヒ素はひじきのおよそ60%)
しかし、ひじきは乾燥状態のままバリボリ食べるものではなく
水に戻してから、あるいは茹でてから食べます。

その際に水にヒ素が溶け出すため、
実際にひじきに含まれるヒ素の量は少なくなります。

たとえば、ひじきを30分間水に戻したとしたら、
約36%のヒ素が溶け出すといわれています。
1時間ですと、約68%溶け出すといわれています。

さらに、ひじきはサラダにするときは
茹でると思いますが、そうなると
さらにひじきのヒ素含有量は下がります。
参照:食品衛生の窓

ひじき

無機ヒ素を摂りすぎるとどうなるの?

有機ヒ素はそれほど害はないとされるため、
今回の場合、無機ヒ素を摂取しすぎた場合の話になります。
ヒ素をとりすぎると、ヒ素中毒になり、
全身の皮膚が黒くなる症状に伴って、
皮膚が白くなる脱色素斑も合併してきます。

また、手のひらや足の裏は角質が増えてタコ状に
なっていきます。
気管支ぜんそくやボーエン病、皮膚がん、
疲労や倦怠感、神経痛に似た末梢神経系の炎症が
出てくるなど。

胎児への影響は、脳の発達の影響や脳障害、
催奇形性、などの症状が出ることがあるとされています。

※通常の摂取ではこのようなことにはなりません。

どれくらい摂取したら危険なのか?

WHO(世界保健機関)では、
無機ひ素の暫定的耐容週間摂取量を15μg/kg体重/週
と定めています。(暫定)
ちなみに有機ヒ素の毒性は砂糖以下だそうです。

たとえば、体重50kgの人だと、1日あたり107μgまで
1日に摂取し続けても問題がない量となります。

ひじきは水に戻りたりして食べるため、
50kgの人が体に影響が出るまで食べるとしたら、
1時間水に戻すことを前提に
長年にわたり毎日、乾燥ひじきを
おおまかに5.3g以上食べ続けない限り
WHOのいう摂取量を超えることはありません。
(水で戻した状態ならひじきの量はおよそ42g程度)

ちなみに日本人の1日に食べるひじきの平均量は
0.9gとされています。

と、ここまでは妊婦ではなく
成人の場合の話。
では、妊婦はどれくらい摂取したら
危険となるのか?については、
詳細な報告があがっていませんし、
過去にひじきを食べて胎児が
どうにかなったという話も
聞いたことがありませんし、
厚生労働省からも、海藻類を食べて
健康被害が起きたという報告はない
と言っています。

ただし、
ひじきのサプリメントを
過剰に摂取したり、

乾燥ひじきを粉末にして
何百gと食べていたりした場合は
危険かと思われます。
参照:日本ヒジキ協会

また、毎日ボールいっぱいの
ひじきを食べるということも
過剰摂取にあたるでしょう。

妊婦であっても、
日本人の通常の摂取量(週に3回程度)の
量であれば、問題はないとされています。

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ひじきを調理するときにヒ素を減らす方法

どういう調理法にしろ、ひじきは水で戻してください。
1時間水に漬けておくと、68%ものヒ素が流れ出ます。
戻し汁には、ヒ素が含まれていますので、
そのまま捨てましょう。

戻した後は、何度か水洗いしてから
よく絞って、茹でてください。
茹でることによって、さらにヒ素は
流れ出ます。
もちろんゆで汁は捨ててください。
そして、煮物にしたりサラダにしたり
調理してください。

ここまでしたら、ヒ素のことは
あまり気にしなくてよくなります。

また、ひじきには鉄分やミネラル、
カルシウム、ビタミンなど栄養が豊富に
含まれていますので、
全く食べないというわけではなく、
毎日とかでなく通常量食べていきたい
食材です。

毎日食べていた場合

毎日小鉢1杯程度ならWHOのいう
基準は超えないため、問題はないと
思いますが、
大きな器やボールなどで毎日食べていた場合は、
基準値を超えてくると思います。

この場合は、食べるのをやめれば、
尿や汗、毛髪などから少しずつヒ素は体外に
排出されていきますので、
どうこうなるということはないでしょう。

慢性ヒ素中毒(上記で上げたような症状)になるのは、
長期にわたって多量に摂取している場合、
たとえば、汚染水を飲んでいたとか
そんなレベルなので、際立って心配することも
ないかと思います。
もし心配ならひじきを食べるのを
やめた上で、かかりつけの医師に
相談してみてください。

まとめ

ひじきのヒ素問題が話題となっていましたが、
毎日バケツに山ほど食べるというわけでは
ないので、別段気にする必要は
ありませんが、

調理する前の水で戻して茹でる
作業はしておくと、より安心かと思います。

それよりも栄養豊富な食材なので、
週に3回程度は摂取していきたいです。

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